2013年08月21日

どうでもいい話

ここのところ何年か、夏の間だけ行われる
英語講座の講師みたいなことをさせてもらっています。

自分が会話練習が好きということもあって、
ある市販の英語本から、
「初対面での質問」
「出会い始めた頃の質問」
をいくつか生徒さんに紹介しました。

が、その中に「?」がつくような質問が紛れ込んでいたのです。

初対面での質問より
Why did you come here?
(どうしてここに来たのですか?)
ここのブログにいらっしゃるぐらいオタクちっくな方なら
なぜこの質問がダメかはおわかりになると思います。
ズバリ、失礼だから。
ペアで教えていたイギリス出身のネイティブ(D先生)も
rude だと言ってました。
「なぜ、あなたがここにいるのか?」
いるべきでない人がいる、
というニュアンスがあると習ったことがあります。

出会い始めた頃の質問より
What do you like?
(何が好きですか?)
いきなり、こんな漠然とした質問されても...。
What の後ろに名詞を足した方がいいですね、ということで説明。

What is your family like?
(どのような家族ですか?)
家族全体について答えるのって難しいですよね。
個性もバラバラだし。
What is your father like?
のように、個人について質問するほうが答えやすい、と説明。

Where’s your hometown?
(故郷はどちらですか?)
文字通り答えると、たとえばマンチェスタ―出身の場合、
In England.
のような答えになってしまう可能性もあるので、
Where are you from?
の方が出身地を聞くときはベター。

What memories do you have?
(どんな思い出がありますか?)
この質問を読んで、D先生がなぜか大うけしてました...。
漠然としすぎていて、答えようがない、ということ以外に
受けていた理由があったのかな?
Do you have any good memories about
のように、
もっと、答える人の立場に立った質問をしなくっちゃいけません。

それにしても、そこそこ有名な出版社から、
ネイティブだってチェックしているだろうに、
こんなにツッコミどころ満載の本が堂々と書店で売られているとは、
驚きを隠せないわ!

というわけで、市販の本に書かれている英語を
すべて鵜呑みにしない方がいいこともあるという話でした。
posted by ラジ子 at 11:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ネイティブが書いたから絶対というわけではないでしょうが、日本人が書いた本を買うのが怖いのはそこなんですよね。
実際に店頭で手に取る前に某サイトでレビューを読んだりすることが多いのですが、人気のものでもレビューで「誤訳が多い
」「不自然なフレーズがある」と書かれていたりします。
自分でそれに気づけばまだいいのですが自信もない。
ネイティブのチェックって本当にされているんでしょうか。
共著として名前が書かれていれば間違いないのかもしれませんが、こういう世の中だから名前だけ借りているんじゃないかとさえ思ってしまいます。

そういえばコメントしたかもしれませんが、某講座で使われていた単語もネットで知り合ったネイティブに「それには使わない」と指摘されたことがあり、番組にネイティブが出ているだけに驚いたことがあります。その人の方が間違っている可能性もゼロではないのですが。

そういうこともあり、外国人の日本語の間違いを直して欲しいと言われると、自分の日本語が実はとんでもないんじゃないかと気が重くなります。

それにしてもご指摘の本、出合い始めたころの表現として、ダイアローグ形式ではなくそれぞれ単独で紹介しているのでしょうか。What memories do you have?なんて聞かれてもねえ。
Posted by Lily at 2013年08月21日 13:31
【Lilyさん】
問題のある本ですが、いちおう共著として、アメリカ人の名前も載っています。もしかしたら、その人は「こんな英文おかしい」と言ったかもしれませんが、他の日本人に押し切られたのかな?とかいろんな可能性が考えられます。

前にALTに聞いた話ですが、頼まれて書いた原稿を、こんな言い方するのかな?と勝手に書き換える日本人もいるそうですので。

いつも書くことですが、ネイティブと言っても、年齢、地域、環境などによって、かなり語彙も違うので、Aさんには正しく自然な英語がBさんにとっては不自然な場合もあるんでしょうね。

私が参考にした本は、ほぼ、ミニダイアローグで構成されていますが、最後にまとめて「初対面での質問」」、「出会い始めた頃の質問、「親しくなったころの質問」などが紹介されています。
まだまだツッコミどころのある英文が隠れていそうな気がしますよ。

あれらの質問を丸暗記して、実践の場で使ったあげく、ネイティブに笑われたり、ポカーンとされたら、英会話が嫌いになってしまいそう...。
Posted by ラジ子 at 2013年08月22日 14:51
英語学習者、とくに初心者は市販されている本が頼りだったりするわけで、どれを選べばいいのか困ってしまいますね。そのALTが言ったようなことがあるんですね。びっくりです。以前にNHKのテキストQ&Aコーナーだったような気がするのですが、テキストに書かれていることは間違っているのではと書いていた人がいて、それはその人が知らなかっただけで思い違いだったと記憶しています。自分が学んだことがすべてと思い込むのは怖いことだなと感じました。

別の記事のお返事の中のフラメンコ、笑ってしまいました。
自分も知らないことだらけなので棚にあげて言うようでなんですが、アメリカ(カナダもかな)は1つの州が日本からすれば国みたいに大きいわけで、そこから一生出ないで終わる人もいるとか。ニュースだって政治やテロがらみのビッグ・ニュースはともかく、他の州で起きている事件がそれほど伝えられないことがあるのでは感じたことがあります。小さな島国に住んでいる日本人が他国のニュースを多く取り上げるのか、彼等の国の大きな事件なのに「へえ〜知らなかった」とアメリカ人に言われたことが何度もあります。前にも書いたかもしれませんが、子供が1人いると言ったら「1人っ子政策をとってるんだもんね」って言われました。日本は中国の一部だと思っているのかも。アフリカを国だと思っていたかつての女性大統領候補もいましたが、同じように答える日本人もいないとも限りませんね。
Posted by Lily at 2013年08月23日 00:45
【Lilyさん】
私も、ネイティブの英文に修正を加えるって、ずいぶん失礼な話だと思いましたが、わりとあるらしいんですよ。だったら頼むな!と思いますよね。

私は英文だけでなく、すべてにおいて細かいところまでは気にならないほうですが、言葉に敏感な人にとっては、おかしな表現は気になるでしょうね。私の場合、英文の正しさをあまり気にしすぎると、学ぶ楽しさが失われてしまうので、そこそこにしておこうと思っています。

わが身を振り返ると、フラメンコを知らなかったカナダ人のことをとやかく言えない気もします...。自分の国のことぐらいは、せめて正しく説明できるようにしておかなくてはいけませんよね。
Posted by ラジ子 at 2013年08月23日 18:54
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